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2010年3月

2010年3月31日 (水)

「八帖/HATCHO」/またもローマ字について

3月最終日、というか平成21年度最終日は家族でドライブ。

岡崎市で見かけたこの標識に注目。

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「八帖」は「はっちょう」と読みます。

このローマ字表記にビックリ。

「HATCHO」

これは珍しい

「ちょう」を訓令式で表したなら、「TYO」と書いて「O」の上にマクロン「¯」でしょう。

「CHO」なのでヘボン式と思われます。

ヘボン式でも、促音の場合は子音を重ねるルール。

「C」を2つ重ねずに、「TC」にビックリ。

訓令式なら「HATTYO」(Oの上にマクロン)と書くのに、

ヘボン式だから「T」「C」が並ぶことになたのか?これはすごい。

     

でも調べていくと、「道路標識に使用するヘボン式ローマ字綴り一覧表」なるものを見つけました。

http://www.kictec.co.jp/inpaku/iken%20keikai/syasin/hebon/romaji.htm

そこには「促音」について次のように書かれていました。

  

つまる音は、最初の子音字を重ねて表す。

ただし、つぎにchが続く場合にはcを重ねずtを用いる。

吉根 Kikko        仏地院  Butchiin

     

初めて知ったルール。なるほど!

「八帖/HATCYO」はこのルールに従ったわけです。

でもこの「HATCYO」は日本語を正確には表わしてはいません。

これでは「はっちょ」です。

道路標識に使用するヘボン式ローマ字綴り」は、促音はどうにかしようという態度がありますが、

長音に対しては、表そうとしていません。

上記のサイトにも次のように書かれています。  

  

長音を表す「-」、「^」は付さない。長音を表すhは用いない。        

太田町 Otacho
    大手町 Otemachi   

     

日本人にとって、長音は大事。

ぜひ表してほしい。

    

追記:さらに調べてみたら、道路標識に限らず、ヘボン式ローマ字では、

「chが続く場合にはcを重ねずtを用いる」ルールでした。

恒例の本宮山登山/花冷えで雪が/ブルームーン

学期の最後には必ず登ってきている本宮山に登ってきました。

今回の異動で、他の学校に行ってしまう先生と一緒に登りました。

「お別れ遠足」の大人版です。

      

いつもは修了式の直後に登っていますが、

今回は3月29日に登りました。

遅くなったためか、山桜が一部開花していました。ラッキーでした。

(例年、咲いていませんでした。)

※2年前の登山記録。「山桜みたいだ」と評された時はどういう意味か。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/03/post.html

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中腹の赤いつつじは、例年咲いていて、

今年もちゃんと迎えてくれました。

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頂上付近はウメの花が咲いていました。

アセビの花も見かけました。これらは例年通りのこと。

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山桜のように、ちょっと例年と違ったことがもう一つ。

なんと、雪が降ってきました。

寒い日になるとは予報で言っていましたが、雪まで。

下山の時には、赤いツツジにも、

雪が容赦なく降りかかっていて、ツツジが寒そうでした。

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「花冷え」と言われる寒さですね。

でも昨晩も今晩もおかげで星がよく見られます。

春の大三角を見ようとしましたが、

月のすぐ近くにスピカがあるために、明るすぎて見られませんでした。

月は明るいわけです。今晩3月2回目の満月です。

1回目、3月1日の満月は、曇っていて見られませんでしたが、

今晩は大丈夫でした。

ブルームーンです。

2010年3月30日 (火)

3月26日・29日の定点観察のサクラ/いよいよ開花

学年は違えども、同じ学校で1年間一緒にやってきた人に驚かれました。

「え、理科の先生じゃなかったの?」と。

この1年間の私の行動を見て、ずっと理科の先生だと思われていたようです。

確かにその先生は、私に昆虫のことをよく聞いてきました。

私は、”肩書きは”社会科教師です。

でも小学校の先生は、他の教科に間違えられるのは光栄なことだと思います。

この5~6年間は算数、体育、国語教師と間違えられました。

そして今が理科。

来年度はもっともっと正体不明の教師になりたいです。     

    

     

サクラの定点観察のつづき。

いよいよ開花です。

3月26日のサクラ。

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土日をはさんで3月29日のサクラ。

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定点観察していた枝の冬芽も、ほぼ開花。

この木の最初の花は3月19日に咲いているので、

同じ木でも10日も差があることになります。

定点観察は花が咲いたら終わりではなく、葉が出て枯れるまでやりたい。

     

    

同じ木の花の写真。西日を浴びて、きれいでした。

少々大きめで。

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BGMは「ガチ桜」(湘南乃風)。

調べたらYoutubeでも聴けました。

    

はたから見たらいい年かもしれませんが、

まだ夢を持っていますよ。だからこの歌はいい。    

      

この頃、Youtubeから引っ張ってくるのがマイブームです。    

     

「アラビアのロレンス」を見に行きました4

(前投稿のつづき)

野口五郎さんが「アラビアのロレンス」という歌を歌っていました。

ビックリ。

藤公之介作詞。東海林修作曲。

藤公之介さんは、「ロビンフット」「ダスティン・ホフマン」など固有名詞を使った曲を書かれるようです。     

     

2010年3月29日 (月)

「アラビアのロレンス」を見に行きました3

(前投稿のつづき)

名古屋駅前の映画館ピカデリーに、「アラビアのロレンス」を見に行きました。

これをいい機会に、

インターネットで調べると、いろいろ新しいことを知りました。

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※T.E.ロレンス   

    

   

  

映画「アラビアのロレンス」について詳しく書かれたサイトを見つけました。

※「GREEN WIND」というサイトの中の「アラビアのロレンス」のところ。

http://web.thn.jp/blueleo/lawrenceofarabia.htm

ここに次のような記述がありました。

   

「アラビアのロレンス」でのロレンスの旅は、ほとんど画面の左から右に向かって進んでいる。

ロレンスが目的地まで向かう動きを常に同じ向きで観客に見せることにより、

より強い印象を与えることができると監督が考えたからである。

進軍時は左→右へ、逆に退却時はその反対の右→左へ進行するように統一している。(チャプター7の解説より)

   

なるほど。確かにそうだと思います。

「退却時」がいつだったか、すぐに思い出せませんが、

ラストシーンで砂漠から去っていくロレンスは、

画面の右から左に向かって移動しています。

そうかそこまで配慮された映画なんだ。

      

ロレンスの著作「知恵の七柱」の書評で、ぐっと勉強になるものもありました。

※「松岡正剛の千夜千冊遊蕩篇」の中の「知恵の七柱」です。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1160.html

    

たとえば・・・ハイスクール時代から拓本や陶片や、また古地図や遺跡に異様な関心をもった。

つまりは「埋もれた知」に異様な興味を抱いたのだ。

土地からの発掘作業にもつねに積極的だった。

そのため早くからオクスフォードのアシュモリアン博物館に出入りして、

拓本整理や陶片整理に携わっていた。

あとでのべるように、このアシュモリアン博物館との出会いは、

いいかえれば「埋もれた知」に対するあくなき熱情が、

かの「アラビアのロレンス」をつくった。

博物館がロレンスをつくったということは、ぜひとも強調しておかなければならないことだろう。

言ってみれば、ロレンスは「博物館からラクダに乗って出撃した」わけなのである。

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※T.E.ロレンス    

    
   

     

あの大冒険的な活躍も、根本は知的好奇心が動機だった可能性もあるのだ。

知的好奇心はすごいパワーを生み出す。

知的好奇心万歳!

     

もう一つ、楽しい発見がありました。

(つづく)

2010年3月28日 (日)

「アラビアのロレンス」を見に行きました2

(前投稿のつづき)

同じ愛知県でも、名古屋に行くには電車で1時間余りかかります。

新作映画を見に行くのにわざわざ名古屋には行きません。

今回のように、「アラビアのロレンス」を大スクリーンで見たいがために、

名古屋に出かけました。

ピカデリー1.2.3.4は名古屋駅前です。

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特別割引で500円でした。

最初に映画館の管理人?さんのあいさつ。

昭和32年からの映画館が閉館することもあって、

涙をこらえてのあいさつでした。

「アラビアのロレンス」が見たいがために来た私としては申し訳なく思いました。

でも、たった一人ですが、賑やかしに来ましたよ。

    

映画が始まりました。

オーバーチュア」という字幕。画面は黒い画面。

「アラビアのロレンス」のさまざまな曲が流れました。

これは何?

意味を調べたら、「序曲」

映画が始まる前に、映像のない音楽の場面「オーバーチュア」があってから、

本編映像がスタートする・・・・・らしい。

そうだったけ?

でもよく聴きこんだ曲ばかり。

その曲がかかった場面が思い浮かび、

映画がいよいよ始まるぞというわくわく感が湧いてきました。

(1950年~60年代の大作映画ではよく使われていた手法だそうです)

   

そして始まりました。

本編。

オートバイをいじくっているロレンスの映像。

大きな画面のためか、よく動作がわかりました。

すわる場所についていた汚れを取ろうとしていたのですね。

     

砂漠の向こうにハリス族のアリが登場するシーンは、

やっぱり大スクリーンならではの迫力。

他にも砂漠の日の出シーン。

ラクダから落ちたガシムを助けたロレンスと、

ロレンスの帰りを待ち望んでいたダウドのラクダに乗っての再会シーン。

(行きすぎてしまうところが笑える)

アカバへの攻撃(画面左から右へ攻める)シーン。

アカバ攻撃後の海辺シーン。

スエズ運河。

列車爆破と攻撃シーン。

そしてラスト、ロレンスが乗る自動車をバイクが抜き去って行くシーン。

こんな数々のシーンを大画面で楽しみました。

    

砂漠をロレンスが進んでいく時に、砂漠に砂まじりの風が吹いています。

何度も見た映画ですが、この砂まじりの風は毎回ちゃんと吹いていたんだよな。

些細なことですが、風を見て少々感傷にふけりました。

     

ピカデリーさんに感謝。

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※ピカデリー映画館内    

     

   

もしかしたら、映画館で見る「アラビアのロレンス」は最後かも。

(まだつづく)

「アラビアのロレンス」を見に行きました

名古屋駅前にある映画館ピカデリー1・2・3・4が3月31日に閉館。

それに伴って大感謝祭ということで、

さまざまな名画のリバイバル上映が27日から行われています。

27日に「アラビアのロレンス」(1962年)が上映されると知って、

午前10時からの上映に出かけました。

     

10~20代で影響を受けた著名人を3人挙げろと言われたら、

植村直己

アラビアのロレンス

本多勝一

を挙げます。

    

アラビアのロレンスの「広大な砂漠」「全く知らない人たち」に出向いていく

勇気・発想に刺激を受けたと思います。

そしてそれは、映画「アラビアのロレンス」を見たことからです。

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関連の本を読みあさり、

英語の著作を手に入れて翻訳を始めて・・・・挫折。

※「智慧の七柱」です。私が翻訳をするまでもなく、ちゃんと素晴らしい翻訳本が出ていました。

映画も何度か見ました。

25年以上前に映画館に行って、

大きなスクリーンで「アラビアのロレンス」を見た覚えもあります。

その時の映画館が、このピカデリーだったかどうか?

大きなスクリーン向きの「アラビアのロレンス」が見られるいい機会なので出かけました。

(次につづく)

「次の一手」を楽しむ

今晩は珍しく夜更かし。

3月28日の午前0時33分。

今日は鉄人講座がある日ですが、予約をボケボケしていたら、

満席になってしまいました。

残念ながら今回は見送り。

鉄人・杉渕先生の本を読むことにしました。

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講座で聴いたことをこうやってあらためて本で読むことで、

もっと血や肉になっていく感覚がありました。

「次の一手」の記述が特に印象に残りました。

授業準備ができない子に対して、教師が指示しても筆箱などが出ないなら、

「じゃあ、どうする」と次の一手を考えることを、杉渕先生は楽しいと書いています。

引用します。

     

それって楽しくありませんか。

私は、楽しいですね。もう20年以上もやっていますけど、飽きません。

「よーし、次はこうするぞ」と考えるのが楽しいのです。

そのうちに、子どもに響く「次の手」がぱっとひらめくようになります。

一度この味を覚えると、病みつきになります。中毒のようなものです。

ちょっとしたことでも、これだけおもしろい!教育はおもしろい!(35p)

     

「次の一手」を楽しむ。

最近少しは楽しむことができつつあります。

もっと来年度は楽しみたい。

教育は「アイデアと根気と笑い」です。

    

28日は息子の少年野球の手伝いと、

杉渕先生のこの本を読破しよう。自宅研修。夏は神戸に行きたい。

さあ寝るぞう!

    

    

2010年3月27日 (土)

「のだめカンタービレ」の中の「魔法使いの弟子」

「のだめカンタービレ」は14巻まで読みました。

2月の終わりに映画館に見に行った「のだめカンタービレ 最終章 前編」の話に追いつきました。

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注目は14巻に出てきた交響詩「魔法使いの弟子」(デュカス)です。

魔法使いの弟子は、ただの弟子であって、

魔法をまだ使いこなしていないことが、

偉大な指揮者シュトレーゼマンの弟子千秋真一への評価で使われていました。

弟子が、自分が魔法をかけた箒(ほうき)の暴走を止めれないことも、

演奏がうまくできなかった比喩として利用しています。

いいところにこの曲を配置したなと思いました。

    

   

Youtubeですぐにオーケストラの演奏が聴けました。

さらにディズニー映画「ファンタジア2000」の「魔法使いの弟子」の場面も見ることができました。

ありがたい。

だんだんいろいろ知ることで、本物のオーケストラの演奏を聴きたくなってきました。

     

     

   

YouTube: 「魔法使いの弟子」The Sorcerer's Apprentice Part1/2

   

指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットさんの最後のひと振りとその後の笑顔がいい。    

   

     

   

YouTube: ファンタジア2000 魔法使いの弟子 Fantasia2000

   

「魔法使いの弟子」はこういう話なんだとよくわかります。

9分間ほどの映像です。    

    

2010年3月26日 (金)

山崎まさよしさんの曲の中にも「しじま」発見

(前投稿のつづき)

「しじま」が歌詞に入った曲は他にもありました。

牧野由依さんの「つきのしじま」

小椋佳さんの「しじま」

そしてオフコースの「歴史は夜つくられる」

出だしは次の歌詞です。
          

夜のしじまを切り裂く

無数の族(やから)の光 ♪

      

    

    
        
      
オフコースは昔よく聴きましたが、この曲は全く覚えがありません。
  
なぜだろう?・・・・・・忘れちゃったんだろうな、昔だから。
   
   
山崎まさよしさんの「僕はここにいる」
    
いい曲だなあ。
  
「しじま」にこだわったから出会えた曲です。

「しじま」はすぐに出てきます。

    

ため息だけが 静寂(しじま)に消えていった 帰り道

遠い空 ゆれている 街並 ♪

    

これもYoutubeで聴くことができます。

     

YouTube: 山崎まさよし 僕はここにいる

    

   

佐野元春さんの「ラジオ・デイズ」にも「しじま」あり。

     

名は忘れてしまっているかもしれない

夜のしじまに流れていた

あの思い出のレイディオショー ♪

   

   

THE BACK HORNの「コバルトブルー」という曲にもありました。

    

闇の沈黙(しじま)に十六夜(いざよい)の月 ♪

    

      

ふだんの生活ではあまり使われない言葉「しじま」

歌詞としては大人気なんだなあと思いました。

「しじま」が面白い奴に思えてきました。

    

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