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2009年8月31日 (月)

研修会/講師は野口先生でした

8月25日は授業力向上講演会。

市内の小中学校の先生で、野口芳宏先生のお話を聞きました。

血や肉になってほしいことを箇条書きで書き並べます。

     

・本は必ず立って読む。

・発問には必ず指示をつける。ノートに自分の答えを書かせる。全員が当事者になる。

・授業の中に傍観者を作ってはだめ。

・子どもには努力させる。努力して良かったと思う体験をさせる。

・物語の題名は大きく書いてあります。表札です。大きく読みます。名前は小さく書いてあるので小さく読みます。

・固有名詞は、前後を開けて読んで際立たせる。

・授業では、できることより変わることが大事。変わることを恐れない。

・間違いに気付かせる授業が必要。間違いに気がついてよかったと子どもが思えるように。

・正しい読解の上に、豊かな鑑賞がある。

・教師によって答が○だったり×だったりすると、国語はバカにされる。国語はよくある。

・問われて初めて気が付くことが多い。したがって何を聞くかは大事である。

・きめ細やかな言葉へのこだわりが大事。

・根本・本質・原点。いつもこれを確かめここから出発。

・目的が目標の上位概念。目標は無数にある。目標に振り回されると、目的を忘れる。

・教育の目的。教育基本法第1条。

 「教育は、人格の完成を目指し、

 平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた

 心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」

・この目的を忘れて、個性伸長などと言われている。今は必要なことを教え込むこと。

・個性は、つぶされてつぶされて、それでよ~しと言って出てきたものが個性。

・「わかりません」は絶縁の言葉。「屁理屈をこねてみろ!」

・授業で大事なものは「学力形成」・・授業は楽しくなくても、学力がつけばいい。

・「知識・理解」が身につけば、「関心・意欲・態度」は自然とついてくる。

・発問=力のある者が、力のない者に、問いを通して教えること。

・「賢人から学ぶ愚者は少ない/愚者から学ぶ賢人は多い」(ゲーテ)

・学力形成の手段。①入手獲得 ②訂正修正 ③深化統合 ④上達進歩 ⑤活用応用

・今の教科書はひらがな多し。黒板には漢字で。どんどん漢字に触れさせる。1年生で「大きな蕪(かぶ)」と板書した。

・こんなに詰め込んでいいのかと、引かなくていい。みんな忘れる。忘れてまた出会う。

・野口流国語力 ①読字力 ②語彙力 ③文脈力

・豊かな語彙力→豊かな思考ができる

・チャンスを逃すと言葉は教えれない。その都度、類義語・反対語をどんどん示す。

・絶対に必要なことは強制する。 

      

    

たくさん書き並べました。市内の先生たちで野口先生を独り占めした日でした。

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コメント

あっ!いいですねぇ。
野口先生の仰っている様子が目に浮かぶようです。
今夏はあまりお話を伺えませんでした。残念。

いいでしょう~。自転車で30分ほど走ったところで、無料で、野口先生の話を聞ける。それはそれは贅沢なひとときでした。

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