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2009年8月30日 (日)

豊川海軍工廠の水道施設その3

(前投稿のつづき)

いよいよ戦時中に作られた千両(ちぎり)の配水池の上へ。

P8260038_2    

    

    

この草の下に、配水池があるそうです。

丈夫なコンクリートの箱なので、今も残っているそうです。

ただ草木におおわれているため、全く姿は見えません。

戦時中は、配水池は松林に隠されていて、

上空からもわからないようにされていたそうです。

海軍工廠にとっては水は大事なもの。

配水池が爆撃されれば死活問題。だから隠されていました。

この話を聞いて、戦争を感じました。平和な世の中では考えないことです。

マツクイムシの被害で松がほとんど残っていませんが、

今も木々に囲まれ、草もあって、配水池は隠されています。

    

「マムシがいるかもしれないけど、配水池の上を歩いてみるかい?」

案内人の人に言われました。もちろん歩き始めました。

こんな機会は滅多にないこと。マムシがなんだ・・・・・ドキドキ。

    

ところどころに白い筒がありました。

P8260030_2    

   

   

空気抜きだそうです。

筒の上から配水池をのぞいてみました。

P8260031    

    

   

底には水がありました。

配水池に今も水がありました。

     

P8260034    

    

    

戦時中に作られたハンドルなども残っていました。

ここは立派な遺跡だと感じました。

この遺跡はそんなに知られていないと思います。

豊川海軍工廠に関連するし、戦争時の考え方も伝える遺跡だと思います。

保存すべきものだと思いました。    

    

想像していた配水池は、今の円形貯水タンクのイメージでした。

グレー色のコンクリート製だと思っていました。

草木におおわれた直方体の配水池は想像外。

こういうのが面白い。同じ学年の若い先生とともにいい見学ができました。

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