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2009年5月26日 (火)

三重で・その4/「こうすべきだ」という気持ちを育てる

5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。4番目の投稿。

   

群馬県の深澤久先生。

講演のテーマ「鍛え・育てる~正しく・逞しい日本人を~」

教育技術を身につけることはいいが、ただやればいいのではない。

  「なぜそのことをするのだろう」というそもそも論が大切。

  何でも鵜呑みにするな。全ての教育方法において。

学力・・・ペーパーテストができればいいのではない。たとえどんな困難があってものくじけない逞しい力

教育・・・子どもの潜在力を、正しい方向で具現化する営み。

しっかりした返事ができるように。

   やればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。

朝の音楽集会で声を出さない6年生の指導。

   その場で命令するのはやさしい指導。初歩。

   帰りの会、あるいは翌日の朝、子どもたちに尋ねる。

   「今日1日、気になったことがあっ た。あそこは今一歩だった」

   どこの場面のどんな行為か子どもたちに考えさせる。

   音楽集会の時の発声だと気がついたら、

   「これからどうする」「このことについてどう思う」と問う。

こういった指導の結果、子どもたちの中に「こうあるべきだ」「こうすべきだ」という気持ちが育ってくる。したがって、マイナス事象が起きたらチャンスだと考える。

自分からやろうと言う子どもが多いクラスはエネルギーがある。

返事の指導は、やろうと思えばすぐにできる。1日、やる気になれば何回もできる。瞬間的に評定できる。

クラスチェック。①前に出てきて一人で挨拶ができる人と聞いて、全員が手を挙げるか。

         ②教師がいなくても、朝の会ができているか。 

         ③忘れ物を子どもがした時に、自分で言いに来ているか。

         ④課題を与えて、45分間集中して個人学習ができるか。

         ⑤掃除がしっかりできているか。

   丸が4~5。「当然」 2~3「崩壊が進みつつある」  それ以下「崩壊している」

    

以上です。以前鉄人講座で聞いたほぼ同じ内容でした。

より血や肉にするために、じっくり体全体で聞いた気分。

今回特に印象に残ったのはやればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。」そこで出てきたのが返事の指導でした。

子どもたちの中に『こうあるべきだ』『こうすべきだ』という気持ちが育ってくる。」子どもたちの中にこういう気持ちが育てば、どこでも、いつでも、大人になっても通用する。

    

深澤先生の新刊「鍛え・育てる―教師よ!「哲学」を持て』(日本標準)をロビーで販売していたのに、売り切れ。

アマゾンで注文したけど、本が来るのは6月になってから。う~ん、まだ先です。

   

    

津市は、「たい焼き」の発祥の地だそうです。

だから家への土産は津市の「たい焼き」と決めていました。

店も決めていました。「もみじ家」

すっかり忘れて帰路に。

高速道路のSAで「赤福餅」を買って帰りました。

心残り。

     

これで「椋本の大ムク」に始まる5月23日の津市報告を終了。

   

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