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2009年5月

2009年5月31日 (日)

豊川市の鍛冶その3/目の前まで行ってきました

「松尾かじや」さんがどこにあるか。

5月30日の午後、中2の娘とドライブ。

社会科好きの娘と今川義元の墓を見た後に、

住所から考えて、きっとそこにあるはずの場所へ向かいました。

そして見つけました。

    

P5300094    

    

    

写真奥の建物が作業場のようです。

中で溶接の作業の音がしていました。

今回はここまで。

次回ここを訪れた時は、鎚打つ様子を見させて下さいとお願いしよう。

     

P5300095    

    

    

この写真は、この8年と2か月、通勤路として通っている道からの撮影。

一段高い所に鉄道の線路があって、その向こうの緑色の屋根が「松尾かじや」です。

あれども見えず。

面白い場所は身近にちゃんとあるのですよね。     

一番近所の今川義元の墓

昨日(5月30日)のこと。

「松尾かじや」に一度行ってみようと地図で調べたら、

目と鼻の先に、今川義元の墓があることを知りました。

「松尾かじや」に行く前に寄ってみました。

豊川市牛久保にある大聖寺にお墓はありました。

    

P5300087 P5300088

   

   

    

上右の写真の左手奥にお墓はありました。

P5300089    

    

    

これがお墓です。

その傍らに豊川市教育委員会の説明板がありました。

P5300090    

    

    

説明板によると、桶狭間の戦いで首を取られた義元の胴体を部下が駿河まで運ぼうとしたが、

ここまで来てあきらめて埋葬したとのこと。

    

実は同じような話はまだあります。

愛知県東海市の「今川塚」

ここも胴体を埋葬した話が残る場所です。

※参考http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/chita/chi043.htm

    

愛知県西尾市の東向寺「今川義元の首塚」

ここは返してもらった首が腐敗がひどく、駿河まで運ばずここで埋めた話が残っています。

※参考http://kojima.boy.jp/pege039_mikawa_imagawa.htm

    

静岡県静岡市の臨済寺「今川廟」

首はちゃんと駿河に届いたということで祀られているのがここ。

※参考http://www.hakaishi.jp/tomb/tomb/04-12.html

     

愛知県清州市の正覚寺「今川塚」

ここは桶狭間の戦いの後、義元の首がさらされた場所のようです。

供養のために塚がつくらて、それが今川塚と呼ばれています。

※参考http://sakuraoffice.com/imagawaduka.html

    

他にも桶狭間の古戦場跡や、すぐ近くの高徳院にお墓があります。

義元の首や胴体が眠っている場所は実際はどこなのか?

今の私にはぜんぜんわかりません。

   

2009年5月30日 (土)

豊川市の鍛冶その2/なぜ槌打ちするのか

「松尾かじや」で検索すると、

団体「豊川市障害者しごとネット」の発行している情報誌「Pure Life」(5月1日発行)に、

「松尾かじや」のことが掲載されていました。

http://www.natural-wing.com/Vol-005/page2/index.html

そこにこんな文章がありました。

   

しぱしも休まず、鎚打つひびき…

童謡「村の鍛冶屋」の一節だ。

そんな鍛冶屋が今も牛久保にある。

「松尾かじや」の創業は大正8年、現在は茂さんと長男の哲明さんが2人で工場を切り盛りしている。

使い込まれた機械が並ぶ工場の中には火処(ほど)と呼ばれるコークス炉があり、その前にベルトハンマーと金床がある。

茂さんはその間で身体を翻して、仕事をしている。

炉で熱して鎚で打つ動きには無駄がない。

「鉄は熱いうちに打て」といわれるように手際の良い熟練の技が要求される。

    

なぜ鎚打つのでしょう?

熱せられた鉄を伸ばすためと思っていました。

それだけではありませんでした。    

    

そのことが「伝統に生きる職人達」(春夏秋冬叢書)に載っていました。

    

鉄は、焼いて、叩いて強くなる。

地金になる軟鉄を火に入れて熱し、

軟らかくなったところを叩いて延ばしながら、形を作る。

これを昔は火造りといった。

今でいう鍛造の技術である。(中略)

鋳造やプレス製品と、鍛造の違いは、

おにぎりと、杵で撞いた餅を思ってもらえばいいかもしれない。

熱いご飯を杵で撞くと粘り気が出て、粒が一体化する。

同じように、金属を叩くことで粘り気が増し、

余分な空気やガスが抜け、強度が上がるのだ。(247p)

   

餅のたとえがわかりやすかったです。

なるほどと思いました。

鎚打つところを生で見たくなりました。


    
      

クワの木から木くずが出てきた

昨日校庭のクワの木を観察していたら、

小さな穴から次々に木くずが出てくるのを発見。

映像で撮ろうとしたら、木くずが出てくるのがストップしてしまいました。

写真撮影。

P5290016     

    

    

非常に興味深い現象でした。

   

しかしこれはゴマダラカミキリの幼虫の仕業の可能性あり。

そうだとしたらクワの木にとっては非常事態なのだそうです。

針金を差し込んだり、殺虫剤で駆除をしないといけないとのこと。

月曜日にはさっそくやってみよう。   

豊川市の鍛冶/牛久保に一軒

(前投稿からのつづき)

「伝統に生きる職人達」(北川裕子著/春夏秋冬叢書発行/2009年発行)から。

豊川市牛久保(うしくぼ)。

以前「牛久保のナギ」で投稿した場所です。

上記の本によると、この牛久保に鍛冶屋が一軒残っているそうです。

この鍛冶屋さんにこだわってみることにします。

   

牛久保の鍛冶屋について次のように書かれていました。

豊川(市)には南北朝のころ(1340年頃)、

河内国(かわちのくに)から鍛冶職人の集団が移り住んだ記録があり、

一色(いっしき)城の城下町として栄えた室町時代には、牛久保周辺が鍛冶村と呼ばれた。

今でも近隣に金屋町(かなやちょう)、金屋元町(かなやもとまち)など、

鍛冶に縁のある地名が多い。(243p)

    

実際豊川市には金屋町があり、金屋中学、金屋小学校もあります。

500年の歴史のある牛久保鍛冶。

戦後間もなくは15軒あった鍛冶屋。どうなったか。

昭和40年代の耕運機やトラクターの普及によって、

野鍛冶の仕事は激減。

それらの多くは鉄工所に姿を変えたり、廃業して姿を消してしまった。(244p)

    

それでも残った1軒。「松尾かじや」

(つづく)

2009年5月29日 (金)

東三河の伝統産業

同僚の先生が社会科副読本の編集担当になり、

「東三河の伝統産業」にはどんなものがあるかと尋ねてきました。

こうやって疑問をもらうとありがたい。

調べ始めました。

ここで、とてもいいサイトを発見。

「愛知の郷土史、偉人、祭り・伝統産業」

http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/index.html

    

愛知県のことを調べるにはとても役立ちます。

今頃知りました。

このサイトによると、東三河の伝統産業は次のようなものがありました。

「(蒲郡市)形原のロープ工業」

「蒲郡市の温室みかん」

「鳳来寺(新城市)の硯石(すずりいし)」

「豊橋市のウズラ」

「豊橋市の豊橋筆」

「渥美の電照菊」

   

さらにいい本に出会いました。

「伝統に生きる職人達」

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北川 裕子

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東三河の伝統産業を写真と文で紹介した本でした。

ここには興味深い東三河の伝統産業が紹介されてしました。

「豊橋市の帆前掛(ほまえかけ)」

「蒲郡市の藍染(あいぞめ)」

「豊橋市の煙火(えんか)」

「豊橋市の乳母車」

「豊橋市の曲げ物」

「豊橋市の鬼瓦(おにがわら)」

「豊橋市の提灯(ちょうちん)」

「豊橋市の農具」

「豊川市の鍛冶(かじ)」他

   

いろいろある。なかなか面白い東三河の伝統産業。

ちょっとこだわってみたくなりました。(つづく)

2009年5月28日 (木)

5月25日の校外学習/その後のナシ/シソ/田んぼに水

5月25日にほぼ一か月ぶりにナシ畑に子どもたちと出かけました。

※4月20日の校外学習http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/04/post-c56c.html

ナシは大きくなっていました。

P5250031 P5250032

   

    

    

表面のブツブツも良く目立ちます。

     

ナシ畑のすぐ横でシソ畑作業が進んでいました。

シソの花を収穫するためだそうです。

「シソの花」?

恥ずかしながら「シソの花」のイメージが浮かびません。

後日調べてブログで書きたいと思います。

畑にシソの苗を植えて、水やりをやる準備中でした。

好奇心の固まりの子どもたちと担任教師(私)は手伝わせてもらうことに。

P5250022 P5250026

   

   

   

一度に畑中に水をやる方法です。

黒いビニールには小さな穴が開いていて、

小さい噴水になって畑に水を与えます。

蛇口が開けられました。     

P5250029  P5250030_2        

    

    

噴水で手を洗う子どもたちです。

そりゃあ、水にさわりたくなりますよね。

    

ナシ畑の周りの水田もいよいよ田植えが始まりました。

水を威勢よく入れている田んぼもありました。

P5250036 P5250036sonoappu

   

    

    

これから始まる!という風景は、

心が躍ります。

    

カエルたちも大きくなっていました。

ツチガエルだけでなく、トノサマガエルもいました。

    

今回の校外学習も十分季節を味わうことができました。

    

     

2009年5月27日 (水)

アップ写真を撮って、カレハガを逃がす

卵も見れたことだし、カレハガ2頭は逃がすことにしました。

5月25日。

指でつかんでチョウの飼育箱の上に乗せて撮影しました。

まず小柄なカレハガ。オスでしょうか。

P5250045    

    

    

枯葉のような蛾。

カレハガとしか名づけれないような蛾です。

触覚も太くて立派です。

口は退化しているとのこと。

窓から放ちました。

    

次は一回り大型のカレハガ。メスと思われます。

一緒にいた男の子がやりたいと言ったので、

飼育箱から出すのをやらせました。

そしたら、なんとカレハガが翅を立てて震わせて威嚇してきたのです!

すごいものを見ることができました。

P5250047    

    

     

写真ではわかりにくいと思いますが、

翅を震わせています。

ブンブン音がします。

顔も怖い顔になったように思えました。

迫力がありました。    

生まれたての蛾なのに、こんな手立てを知っているんだ。

しばらく見とれていました。

     

それでも窓から外へ放りました。

窓は2階。

どうなったか窓から下をのぞきました。

またまたビックリ。

カレハガのオスはもう行方不明でしたが、

メスは窓の下の方の壁に張り付いていました。

なかなかやるな、カレハガ。

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最後まで印象に残る蛾でした。     

2009年5月26日 (火)

三重で・その4/「こうすべきだ」という気持ちを育てる

5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。4番目の投稿。

   

群馬県の深澤久先生。

講演のテーマ「鍛え・育てる~正しく・逞しい日本人を~」

教育技術を身につけることはいいが、ただやればいいのではない。

  「なぜそのことをするのだろう」というそもそも論が大切。

  何でも鵜呑みにするな。全ての教育方法において。

学力・・・ペーパーテストができればいいのではない。たとえどんな困難があってものくじけない逞しい力

教育・・・子どもの潜在力を、正しい方向で具現化する営み。

しっかりした返事ができるように。

   やればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。

朝の音楽集会で声を出さない6年生の指導。

   その場で命令するのはやさしい指導。初歩。

   帰りの会、あるいは翌日の朝、子どもたちに尋ねる。

   「今日1日、気になったことがあっ た。あそこは今一歩だった」

   どこの場面のどんな行為か子どもたちに考えさせる。

   音楽集会の時の発声だと気がついたら、

   「これからどうする」「このことについてどう思う」と問う。

こういった指導の結果、子どもたちの中に「こうあるべきだ」「こうすべきだ」という気持ちが育ってくる。したがって、マイナス事象が起きたらチャンスだと考える。

自分からやろうと言う子どもが多いクラスはエネルギーがある。

返事の指導は、やろうと思えばすぐにできる。1日、やる気になれば何回もできる。瞬間的に評定できる。

クラスチェック。①前に出てきて一人で挨拶ができる人と聞いて、全員が手を挙げるか。

         ②教師がいなくても、朝の会ができているか。 

         ③忘れ物を子どもがした時に、自分で言いに来ているか。

         ④課題を与えて、45分間集中して個人学習ができるか。

         ⑤掃除がしっかりできているか。

   丸が4~5。「当然」 2~3「崩壊が進みつつある」  それ以下「崩壊している」

    

以上です。以前鉄人講座で聞いたほぼ同じ内容でした。

より血や肉にするために、じっくり体全体で聞いた気分。

今回特に印象に残ったのはやればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。」そこで出てきたのが返事の指導でした。

子どもたちの中に『こうあるべきだ』『こうすべきだ』という気持ちが育ってくる。」子どもたちの中にこういう気持ちが育てば、どこでも、いつでも、大人になっても通用する。

    

深澤先生の新刊「鍛え・育てる―教師よ!「哲学」を持て』(日本標準)をロビーで販売していたのに、売り切れ。

アマゾンで注文したけど、本が来るのは6月になってから。う~ん、まだ先です。

   

    

津市は、「たい焼き」の発祥の地だそうです。

だから家への土産は津市の「たい焼き」と決めていました。

店も決めていました。「もみじ家」

すっかり忘れて帰路に。

高速道路のSAで「赤福餅」を買って帰りました。

心残り。

     

これで「椋本の大ムク」に始まる5月23日の津市報告を終了。

   

三重で・その3/ブレーキをゆるめて音読

5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。3番目の投稿。

   

東京都の杉渕鉄良先生。

講座のテーマ「いつでも音読、どこでも音読」

音読指導・・大切だと言われながら、あまりやられていない。

まずは大きな声を出させる。心のブレーキをはなす。

子どもは潜在能力がある。それを出させる。

音読は無意識に読解している。

音読は演技(やりすぎ)と地(面白くない)の間にある。

声の大小、スピードの速い遅いは、極端にして読まないと子どもには違いがわからない。

音読をする前にアクションを入れる。アクションを入れてから音読をする。

音読は面白い。人の音読を聞きたがる子がいる。音読をやりたい子がいる。教室の雰囲気が良くなる。

いろいろな発問をして、子どもたちにイメージをさせてから読ませる。

イメージする力はどんな場合でも大事である。

   相手の気持ちを、相手の立場に立って考えるのもイメージ力。

読んでいる時にしだいに声を大きくしたり、小さくする読み方もいい。

    

以上です。

短い文を、杉渕先生はどんどん発問してイメージさせて読ませていきました。

いつもの杉渕節(失礼)。テンポよく次々発問が出てきます。

杉渕先生のたくみな会話、お手本で、ハメをはずしたくなるから楽しい。

心のブレーキがゆるんでくるのがわかります。

    

現在の4年2組は、今までの先生方の指導のたまものか、

音読の時に、心のブレーキがゆるい。

素直に教師の音読の真似ができるし、楽しそうに音読ができます。

この素晴らしい集団を伸ばせるかは、担任教師の責任。

あらためて三重で、杉渕先生の音読の講演を聴けたのは幸運でした。感謝。

    

鉄人倶楽部の方々も参加していて、

ふっとわーくさんの「越後屋」読みも聞けました。

うまいんだから!

プロのアナウンサーのような読みをされた方がいました。

声もいい。聞き惚れました。

ビックリ。誰だろう、あの人。

中央最前列のピンクの服の女性でした。

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