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2008年7月26日 (土)

「教師は地域の達人になれ」・・・ブドウおじさんに話を聞きに行く

メルマガ「教材・授業開発研究所ニュース」7月13日号で岡山県赤磐市立軽部小学校の岸本勝義先生が、次のように書いていました。ズシンと心に残りました。 

地域の学習を成功させるには、やはり有田先生がいつも言われる「教師は地域の達人になれ」ということが基本なんだといつも感じる。
今年の夏休みの追究が楽しみである。

夏休みは追究ができる時。出歩きたいです。

    

勤めている学校の北は、本宮山のすそので、なだらかに下っています。

そこの農業にかねてから関心があり。

戦後、何もなかった笹の原を開拓した人たちが住んでいる地域です。

長野県から開拓ではるばるやってきたHさん。

渥美から来たミカン農家のOさん。2人の方に話を聞いてきました。

そして7月24日は豊橋から来てブドウ栽培をしているWさんの所に行ってきました。

聞いてきたことを箇条書きで。

   

・この地P52900825516_2域でブドウ栽培をやっている人は少ない。

    

(5月29日の巨峰)

       

・5月の終わり頃から花をつみ取る。下の方を少しだけ残す。3センチ。

・そのたった3センチがいずれ伸びて大きく実る。

・ジベレリン処理をして、種なし巨峰をつくる。

・種なし巨峰は、実は豊橋市で昭和40年後半に始まったそうだ。

このサイトにも、最初が豊橋だとありました。

http://www.ja-toyohashi.com/koho/843/843_060727.html

・(ジベレリンは植物成長ホルモンの一つ。種ができる前に果実が熟す。だから種なし。なるほど。そういう仕組みなんだ)

・一房30粒くらいにして作る。

・赤土の土壌で、作物を作るのは難しいが、できたものは美味しい。赤土で作ったことを宣伝している。

・有限会社バイオ・リサーチの「エコグリーン」というものを使用。これが美味しいブドウをつくる秘訣。企業秘密ではないとのこと。ここに載せます。

http://www3.tokai.or.jp/bioresearch/e1.htm

・昼と夜の温度差があると、巨峰の色は黒くなる。勝沼や長野は黒い。しかし、この辺りはあまり温度差がないので、紫色っぽい。

・いろいろ工夫をしてきたが、次の目標は色を黒くすること。

・20年ブドウ栽培をやっている。

・盆前は酸味が強いが、盆を過ぎると酸味が抜けてくる。

・お盆のお供えとしてたくさん出荷される。我が家のブドウの売りは「プリプリ」感。

P7240053_3

   

(7月24日の巨峰)

   

  

子どもたちから「ブドウおじさん」「ブドウおばさん」と呼ばれているご夫婦。1時間半、楽しく話を聞いてきました。

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「教師は地域の達人になれ」・・・ブドウおじさんに話を聞きに行くを参照しているブログ:

コメント

道草さんの取材力。いつもながらに感服しています。

こういう話を伺えると、良いですね。5年の社会科、果物農家の学習で生かされますね。

うわぁ残念。(終わってしまいました)

ふっとわーくさん、コメントをありがとうございます。学校からすぐ近くにあるブドウ畑の方へのインタビューでした。でもね、今の学校、8年目ですが、こんなに大きなブドウ畑があるのを知ったのは、今年度になってからです。あれども見えず。8月中旬に出向いて、ブドウを食べてきます。またその時はブログで報告します。

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